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コメントをいただいた ‘たちこま’ さんだけではなく、最近ブルックリンに住みたいという人が随分増えてきたように思います。
マンハッタンからブルックリン、クイーンズからブルックリン、そして日本からブルックリン。ブルックリンは危ないっていうイメージを持っている方も多いと思いますが、それは特定の地域のこと。ブルックリンには他の地域にはないユニークな街が数多く存在します。
ということで、何回かに分けてブルックリンの各地域を「住む」ということにこだわってご紹介したいと思うのですが、まず、今回は初めてブルックリンに住みたいという方、特に日本から初めてアメリカに来るという方を想定してお薦めの3つの地域をご紹介したいと思います。
Williamsburg (ウィリアムズバーグ)
「るるぶ」にもちょこっとですが、紹介されている地域。つまり観光客でもOKということで安全で便利な場所ということでしょう。Bedford Ave という通りを中心に小洒落た系レストランとファッション&リビングの店が並びます。
ブルックリンに長く住んでいる人は商業化された地域であるWilliamsburg を嫌う向きもありますが、初めて住むということであればまず筆頭にあがるエリアではないでしょうか。
多くの若い日本人が住む場所でもあり、若いデザイナーやアーティストなど、ニューヨークっぽい職業(?)の人が多く住む場所でもあります。
中心になる駅はLトレインのBedford Ave と一つ先のLorimer St という駅。マンハッタンへはUnion Sq まで3駅という利便性が日本人に人気です。
ただし、誰かとシェアするのではなく、自分だけの部屋を借りたいのであれば、月1200ドルは覚悟。レント(賃貸料)は場所が東に行くにしがたい安くなりますが、その分街の雰囲気も悪くなってきます。
ボクの個人的な意見ですが、日本からいきなり引っ越してくるのであればGraham Ave 駅ぐらいまでが安全。それ以上東は避けたいところで、ベストはもちろん先にあげた2つの駅周辺。また南に下るほどユダヤ人地域(Broadway 以南)へと入っていきます。
また安全な地域とはいえ若者が多い地域ですので夜中などはそれなりに事件も起こっています。もともと工場と倉庫ばかりだった場所なので暗がりも多く、なれないうちは注意が必要です。
それと、このWilliamsburg はハーレムと共に市がLive/Work スペースとしてのロフト活用を認めてる地域で、アーティストを中心に人気を集めています。
ロフトとはもともと工場や倉庫だったビルディングを住居として活用しているもので高い天井とフロアぶち抜きの広いスペースが特徴。ただし狭いロフトといのはあまり存在しない上、人気の物件とあり、レントの方はかなり高くて、少なくとも通常のアパートの倍は必要だと思います。
Prospect Park (プロスペクトパーク)
数十年前、まだこのエリアの値段が安かった頃、マンハッタンに長く駐在していた日本人達の多くがこのエリアに立ち並ぶ素敵なブラウンストーンを購入したそうで、当時は3ファミリーのブラウンストーンで30万ドル台だったという話を、実際にその時代に購入され、今でも住んでらっしゃる方から聞いて驚いたことがあります。
そんな時代背景を考えても、この地域はWillamsburg いろいろな意味で歴史があり、また大人な街といえます。
Prospect Park はプロスペクトパークの北側の入口にアプローチしているFlatbush Aveの周辺エリアで、地下鉄の駅でいうとQトレインの7th Ave を北端に、南のほうに広がります。
物件はブラウンストーンと呼ばれる建物を中心に古く落ち着いたものが多く、ロフトなどは存在しません。
家族が多い地域でもあり、もともとはユダヤ人が多い地域ですが、街を歩く人々を見る限りでは、程よくミックスされています。ちなみにボクがよく寄る韓国系のスーパーには日本食材や鮮魚も置いてあって何かと重宝しています。
Qトレインで3駅いくとマンハッタンのチャイナタウンというのも魅力的ですし、何といってもブルックリンで一番広い公園、プロスペクトパークの隣。近くにはブルックリンミュージアムや動物園、植物園と、ニューヨーク生活には欠かせない癒し系スポットが多いのも魅力。
安くて美味しいジャマイカンレストランから住宅街の高級レストランまで、食事に困ることは全くない地域。暮らしという意味においては非常に便利で充実した街といえる上、ブルックリンないではもっとも安全な地域の一つです。
気になる賃料はやはりすこし高め。もちろん丁寧に探せば安い物件もありますが、1ルームで1500ドル前後、平均的なブラウンストーンの物件では、2000ドル台前半が中心という印象です。
ただしブラウンストーンは通常のアパートよりも広く、大体60平米以上あることが多いため、友達同士やカップルには調度良いかもしれません。
また、ごくまれにですがブラウンストーンの1室を安く貸しに出している物件があります。いってみれば下宿のような形になるのですが、オーナーと気が合えばそんなのも面白いかもしれません。
Caroll Gardens (キャロル・ガーデン)
パークスロープの南端ともいえるFトレインの7th Ave 駅からさらにマンハッタン方面に4駅いくとBergen St という駅があります。 この周辺はCaroll Garden と呼ばれる地域でブルックリン一の購入住宅地、Brooklyn Heights とAtlantic Ave をはさんで南側の地域となります。
住んでる人たちの雰囲気はプロスペクトパークより若い感じですが、ウィリアムズバーグほどedge な感じではなく、程よく落ち着いているという印象。
ちなみにこのエリアのさらに南、Red Hook (レッド・フック)と呼ばれる工場地帯は再開発が急速に進んでいるちょっと注目の地域です。
さて、キャロル・ガーデンですが、全体としては5階程度のウォークアップ(エレベータなしの建物)が多いのですが中には新築物件なども混ざっています。
広さから言うとカップルでも十分OKなものが多く、ちょっと高めのレントのことを考えると友人とシェアできると最高なのではないでしょうか。
ただ一つ問題なのは、そんなに狭いエリアではないんですが、このエリアの物件の数がそんなに多くないということ。もちろん高いレントのアパートはいくらでもあるのですが調度手ごろなものとなると激減します。
以前から何故なんだろうと考えていたんですが、そういえばこの地域に長く住むユダヤ人の友人はエリアの中心地域だというのに月1200ドルで1ベッドルーム。
つまりこれはRent stabilized のアパート(Rent stabilized というのは市の法律により家賃が一定の割合以上あがらないように決められている物件のことです)ということです。
まったくの想像ですが、もしかしたらこの地域にはRent stabilized もしくはRent controlled の物件が多いのかもしれません。
何れにしてもこの地域に住みたい場合には時間をかけて丹念に探して回ることが大切です。
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今回選んだ3つの場所は、どこも安全面で問題が少なく、また利便性が高いエリア。また特定の人種に埋め尽くされている場所ではないため、人によるとは思いますが、普段の生活にストレスを感じづらいのではないかと思います。
ということで、次回は、ちょっと住み慣れたかた向けのお薦めスポットをご紹介したいと思います。